なぜ douseki を作ったのか
交流はいらない。でも、同じ空間だと集中できる。
ひとりで作業していると、気づけば別のことをしてしまう。誰かと深く関わりたいわけではないのに、同じ空間に誰かがいるだけで不思議と集中できる感覚がありました。
でも、既存の選択肢はしっくりこなかった。会議のようにカメラやマイクを開くのは重いし、カフェや図書館に行くのも毎回は面倒です。その中間が欲しくて、douseki を作りました。

Core idea
人と仲良くなりたいのではなく、ただ同じ空間の気配だけが欲しかった。
douseki は、会話や自己開示を増やすためではなく、ひとりでは続きにくい集中を支えるための作業空間です。
The Problem
ひとりだと、集中が溶ける。
本当にやりたいことはあるのに、ひとりで作業していると集中がふっと切れる。スマホを見たり、関係ないタブを開いたり、少しの脱線がそのまま長く続くことがあります。
一方で、誰かが近くにいるだけで自然と姿勢が戻る感覚もある。厳しく監視されたいわけではないけれど、完全にひとりだと難しい。その微妙な感覚が出発点でした。
What Felt Off
既存手段はどれもしっくりこなかった。
集中のための手段はあるけれど、欲しかったのはそのどれでもありませんでした。
カフェや図書館は、毎回行くには重い
空気感は欲しいけれど、移動や準備の手間まで含めると、毎日の集中手段としては続けづらい。
カメラ/マイクONの作業会は、会議っぽすぎる
相手と関わる前提が強く、作業そのものよりコミュニケーションに意識が向きやすい。
監視色が強い仕組みも、欲しいものとは違う
はっきり見られている緊張感ではなく、ただ同じ空間にいる感覚のほうが自分には合っていました。
What I Wanted
欲しかったのは、交流ではなく同席感だった。
誰かと話したいわけではない。仲良くなりたいわけでもない。でも、同じ空間に人がいると作業のリズムが整う。その感覚だけを取り出したかった。
だから douseki は、交流の場ではなく、静かに同席しているような空気をオンラインに持ち込むためのプロダクトとして考えました。
What We Removed
だから douseki では削った。
欲しかったのは集中を支える気配だけだったので、それを邪魔するものは最初から減らしています。
The Answer
気配だけが残るように設計した。
douseki の仕様は、目新しさのためではなく、この距離感を成立させるための回答です。

モザイク映像
誰がいるかは分からなくても、人がいることは分かる。見えすぎないことで、参加の敷居を下げています。
加工音声
内容は伝わらなくても、生活音のような気配は残る。声を開くことへの抵抗を減らすための設計です。
少人数の空間
大人数の賑やかさではなく、空気が保てる規模感を優先しています。
交流不要の導線
入室してすぐ作業に入れるようにし、話す気分かどうかを毎回判断しなくていい形にしています。
Who It Fits
向いている人 / 向いていない人
douseki は万人向けではありません。合う人には強く合うけれど、違うものを求めている人には刺さらないと思っています。
Good Fit
こういう人には向いています
Not For Everyone
こういう人には向いていません
Try the Atmosphere
この距離感が合いそうなら、まずは空気感を見てください。
douseki の良さは、説明だけより、どれくらい見えずにどれくらい気配が残るかを体験したほうが伝わります。